こんにちは、東伏見整形外科です!
突然ですが皆さん骨をつくるのに必要な栄養素って何かご存知ですか。
やはり多くの方はカルシウムをイメージするのではないでしょうか(前回のブログを見てくれた人はビタミンDも思い浮かべて欲しいです…)。
カルシウムやビタミンDが骨を作るのに必要な栄養素であるのには間違いないのですが、
ビタミンKというのも重要な役割を果たしているのです。
ビタミンKは脂溶性と水溶性に分かれ。さらに分化していくつかの種類があるのですが、
役割としては大きく分けて二つあります。
1血液凝固作用
血液が体外に流出した場合、血液は止血のために固まる必要があります。
その際にプロトロンビンなどの血液凝固因子が働きます。この血液凝固因子を
肝臓で生成するためにビタミンKが補酵素して使われています。
2骨形成の促進
骨の中にはオルテオカルシンと呼ばれるタンパク質があります。
このオルテオカルシンは骨の形成を促進する働きがあり、活性化させてカルシウムを骨に沈着させているのがビタミンDなのです。つまり健康な骨作りにビタミンDが必要ということです。そのためビタミンK剤が骨粗鬆症の予防や治療にも使われています。
ビタミンKは納豆や緑黄色野菜に多く含まれており、一部は腸内細菌で合成されるため
欠乏症になることはあまりありません。ただし肝機能障害のある方や高齢者の方は不足がちと言われています。気を付けましょう。
時折「〇〇制限ダイエット」のように極度な食事制限を設けて体重を落とすだけのダイエット方法が流行りますが、非常に良くないです。
健康への一番の近道はバランスの取れた食事、早寝早起きと規則正しい生活、適度な運動
お酒を飲みすぎない、禁煙などなどよく言われている通りです。