骨盤を構成する仙骨と腸骨の間にある関節を
「仙腸関節」といいます。
上半身と脚のつなぎめとして、
骨盤を安定させる働きがあります。
仙腸関節症とは仙腸関節に過度なストレスがかかったり、
炎症や機能障害が生じることで腰や骨盤まわりに痛みが現れます。
原因
腰をひねる、脚を前後に大きく開く、
中腰での作業などによって、骨盤に偏った負荷がかかることで
発症すると言われています。また骨盤に
左右非対称の力が加わるのも
リスク要因になるため、
いつも重い鞄を決まった側の肩に掛けている姿勢や
座るときに脚を組む癖があるといった方には発症リスクが
高いと考えられています。
症状
・臀部、腰の痛み
・脚の付け根、下肢の痛み
・階段の上り下りの際の痛み
・立ちっぱなしの際の痛み
・片足に重心をかけたときの痛み
・大きく踏み出したときの痛み
・歩行時の痛み
・長く座っているのが辛い
などの症状が見受けられます。
予防方法
骨盤まわりのストレッチや筋カトレーニング は、
仙腸関節にかかる負荷を軽減してくれます。
脊柱起立筋群や大殿筋など、骨盤の動きを
コン トロールする筋肉を中心に、無理のない程度に ストレッチ、
筋力トレーニングを行うといいでしょう。