日記・ブログ | 東伏見の整形外科 -東伏見整形外科- 西武新宿線東伏見駅すぐ

Blog

トピックス

腰椎椎間板ヘルニアとは?

  1. 未指定

こんにちは!東伏見整形外科です!
今回は、腰痛や足のしびれの原因としてよく耳にする「腰椎椎間板ヘルニア」について解説します。

■ 椎間板ヘルニアってなに?

背骨は椎骨という骨が積み重なってできており、
その間には「椎間板」というクッションのような軟骨があります。
この椎間板が加齢や負担によって壊れ、中のゼリー状の髄核が外に飛び出してしまった状態を
「椎間板ヘルニア」といいます。

特に腰の部分(腰椎)で起こることが多く、「腰椎椎間板ヘルニア」と呼ばれます。

■ 主な症状

以下のような症状があれば、腰椎椎間板ヘルニアの可能性があります。
•腰痛(動作時や長時間の座位で悪化)
•足のしびれ(お尻・太もも・ふくらはぎ・足先)
•足の力が入りにくい、歩きにくい
•片側だけに症状が出ることが多い
これらは、飛び出た椎間板が神経を圧迫することで起こります。

■ 原因

腰椎椎間板ヘルニアの主な原因には以下のようなものがあります:
•加齢による椎間板の変性
•重い物を繰り返し持ち上げる動作
•長時間の座り姿勢(デスクワークなど)
•急な動きや不意の動作
特に20〜40代の男性に多く見られる傾向があります。

■ 診断方法

整形外科では以下の方法で診断します:
•問診、触診
•神経学的検査(感覚・反射・筋力のチェック)•MRI検査(神経の圧迫状況を確認)
X線では骨の異常は見えても、椎間板の飛び出しはMRIでないと分かりにくいため、
重要な検査となります。

■ 治療法

◯ 保存療法(まずはこちらが基本です)
•薬物療法(痛み止めや神経の炎症を抑える薬)
•リハビリ(ストレッチや筋力トレーニング)
•ブロック注射(強い痛みに対して)

多くの方がこの保存療法で改善します。

◯ 手術療法(保存療法で改善しない場合)
•ヘルニアの摘出手術
•内視鏡手術(身体への負担が少ない)

※足が動かない、排尿障害が出ている場合は緊急手術が必要なケースもあります。

■ 日常生活で気をつけたいこと
•長時間同じ姿勢を避け、定期的に体を動かす
•重いものは中腰で持たず、膝を曲げて持つ
•体幹の筋力を維持するために、軽い運動を習慣に
•痛みが強いときは無理せず、早めに受診しましょう

◆ 最後に

腰椎椎間板ヘルニアは、放っておくと症状が悪化しやすい疾患です。
「ちょっとした腰痛」でも、「足のしびれ」など気になる症状があれば、
早めに整形外科を受診して、適切な診断と治療を受けることが大切です。

腰痛やしびれでお困りの方は、お気軽にご相談ください!
  • インタビュー
  • 日記・ブログ
  • 求人案内
  • インスタグラム

東伏見整形外科