寝違え（ねちがえ）とは、睡眠中に不自然な姿勢で寝てしまったことが原因で、首や背中、肩などに痛みを感じる状態のことです。寝返りをうったり、長時間同じ姿勢で寝てしまった場合に、筋肉や関節に負担がかかって炎症を起こすことが多いです。

寝違えの治療法

1. 安静にする
   まずは無理に動かさず、痛みがひどくなる前に安静にします。痛みが強い場合は、無理に首を動かさないように注意しましょう。

2. 冷やす
   初期の痛みには冷たいものを当てると効果的です。冷湿布や氷をタオルに包んで痛む部分に15分程度あてると、炎症を抑えることができます。

3. 温める
   数時間経って痛みが和らいできたら、温湿布やぬるめのお風呂で筋肉を温めることが有効です。血行が良くなり、筋肉がリラックスします。

4. 軽いストレッチ
   痛みが少し軽減したら、無理のない範囲で軽いストレッチを試してみましょう。筋肉のこわばりをほぐすために、優しく首や肩を回すことが役立ちます。

5. 鎮痛剤の使用
   痛みが強い場合は、市販の鎮痛剤（痛み止め）を使用するのも一つの方法です。ただし、服用の際は、使用方法を守りましょう。

6. 姿勢を改善する
   寝違えの予防として、寝る前に枕の高さや寝具の状態を確認し、姿勢を改善することが大切です。特に、首に負担をかけないような寝姿勢を心掛けましょう。

寝違えは通常、数日で自然に回復することが多いですが、痛みが続く場合や、動かしにくい場合は、専門医に相談することをおすすめします。