労災って言葉を聞く事はありますが、どういった状況で使えるのか知っている方はあまり少なくありません。

使える状況でも使っていない方や、使い方が分からない為使っていない方が多いといった理由が多そうです。

まず、労災とは厚生労働省のHPによると、労働者の業務上の事由または通勤による労働者の傷病等に対して必要な保険給付を行い、あわせて被災労働者の社会復帰の促進等の事業を行う制度。

つまりは、パートやアルバイト、正社員等関係なく、働いている人達が乗務中又は、通勤中に何かしらの原因によって怪我や痛めてしまった場合使用出来るのが労災補償制度になります。

当院は労災保険指定医療機関に指定されており、労災保険では自己負担が発生しません。

労災保険を使用する場合、勤務先の労災担当、または契約している社会保険労務士に労災申請をおこなって頂く必要があります。

ご自身で行う場合は、労働基準監督署で労災の書類を取り寄せ、事業主の押印と労働保険番号を記入して頂く必要があります。

労災の状況によって提出する書類が違いますのでご注意下さい。

提出書類は以下の通りです。

通勤中の災害

様式16号の3：今回の災害で初めて医療機関を受診する場合

様式16号の4：転医で受診する場合

勤務中の災害

様式5号：今回の災害で初めて医療機関を受診する場合

様式6号：転医で受診する場合

当院では労災関係の書類がすべて揃わないうちに当院を受診された場合は、一時的に立て替えとして実費になりますが、書類が整い次第ご返金させて頂きます。

中には認められない傷病もありますので、労災保険を使用する前に必ず勤務先との協議をお願い致します。