自転車で転んだ!そのケガ、大丈夫?受診の目安と注意点を解説
こんにちは!東伏見整形外科です!今回は自転車での怪我についてのお話です。
自転車で転倒すると、「擦り傷だけだから大丈夫」「少し痛いけど、そのうち治るかな」と様子を見てしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、自転車での転倒は見た目以上に強い衝撃が加わるため、骨折や靭帯損傷、頭部外傷などを起こしていることがあります。
今回は、自転車で転倒した際に確認したいポイントや、病院を受診する目安について分かりやすく解説します。
自転車で転倒すると起こりやすいケガ
転倒時には、とっさに手をついたり、肩や膝を地面にぶつけたりすることが多く、次のようなケガがよくみられます。
骨折
以下の部位は特に骨折しやすい場所です。
- 手首(橈骨遠位端骨折)
- 鎖骨骨折
- 肘や前腕の骨折
- 指の骨折
- 肋骨骨折
- 脚や足首の骨折
「動かせるから骨折ではない」とは限りません。骨折していても動かせるケースは少なくありません。
打撲・捻挫
- 手首や足首の捻挫
- 肩や膝の打撲
- 太ももや腰の打撲
打撲と思っていても、レントゲンで骨折が見つかることもあります。
靭帯や腱の損傷
転倒時の衝撃で、
- 足首の靭帯損傷
- 膝の靭帯損傷
- 肩の腱板損傷
- アキレス腱損傷
などが起こることもあります。
頭部外傷
ヘルメットを着用していても、頭を強く打った場合は注意が必要です。
転倒したらまず確認すること
転倒後は慌てずに次の点を確認しましょう。
- 頭を打っていないか
- 意識ははっきりしているか
- 強い出血はないか
- 手足は動かせるか
- 強い痛みや変形はないか
- 歩くことができるか
無理に立ち上がらず、安全な場所で体の状態を確認することが大切です。
こんな症状があれば早めに病院へ
次のような症状がある場合は、整形外科や救急外来を受診しましょう。
骨折が疑われる症状
- 腫れが強い
- 強い痛みが続く
- 変形している
- 動かせない
- 体重をかけられない
頭を打った場合
次の症状がある場合は、すぐに救急外来や脳神経外科を受診してください。
- 意識を失った
- 吐き気や嘔吐を繰り返す
- 強い頭痛
- めまいが続く
- 手足のしびれや麻痺
- ろれつが回らない
- ぼんやりしている
- けいれんを起こした
転倒直後は元気でも、数時間後に症状が出ることもあるため注意が必要です。
痛みが軽くても受診した方がよいケース
次のような場合も、一度整形外科で診察を受けることをおすすめします。
- 翌日になって痛みが強くなった
- 腫れがどんどん大きくなる
- 関節が動かしにくい
- 青あざが広がってきた
- 痛みが2~3日たっても改善しない
骨折や靭帯損傷は、受傷直後より翌日以降に症状が強くなることも珍しくありません。
応急処置(RICE処置)
病院へ行くまでの間は、基本的な応急処置を行いましょう。
R:Rest(安静)
痛めた部分をできるだけ動かさないようにしましょう。
I:Ice(冷却)
保冷剤や氷をタオルで包み、15~20分程度冷やします。
C:Compression(圧迫)
腫れが強い場合は、弾性包帯などで軽く圧迫します。
E:Elevation(挙上)
可能であれば、患部を心臓より高い位置に保つことで腫れを抑える効果が期待できます。
整形外科ではどんな検査をする?
症状に応じて次のような検査を行います。
- 問診・診察
- レントゲン検査
- 超音波(エコー)検査
- 必要に応じてCTやMRI検査(連携医療機関へ紹介)
検査によって骨折や靭帯損傷の有無を確認し、適切な治療方針を決定します。
自転車事故では保険が使えることも
自転車での転倒や事故では、状況によって健康保険のほかに、
- 自転車保険
- 傷害保険
- 相手がいる事故では自賠責保険や任意保険
などが利用できる場合があります。
事故の状況によって手続きが異なるため、保険会社や医療機関へ相談しましょう。
まとめ
自転車での転倒は、擦り傷だけで済むこともありますが、骨折や靭帯損傷、頭部外傷など重いケガが隠れていることがあります。
特に次のような場合は早めに受診しましょう。
- 強い痛みや腫れがある
- 手足が動かしにくい
- 体重をかけられない
- 変形している
- 頭を打った
- 痛みが翌日以降も続く、または悪化する
「少し痛いだけ」と自己判断せず、気になる症状がある場合は早めに整形外科を受診することが、早期回復につながります。






