膝の上が腫れた!痛くて曲がらない!~原因と対処法~ 膝関節水腫・注射・穿刺について!
こんにちは!東伏見整形外科です!今回は膝の上が腫れた、水が溜まった状態について話をします!
「膝のお皿の上が腫れている…」
「膝が痛くて曲げられない…」
「急に膝が腫れて歩くのもつらい…」
このような症状は、膝の関節の中や周囲に炎症やケガが起こっているサインかもしれません。膝の上が腫れて痛みで曲がらない場合、早めに原因を調べることが大切です。
なぜ膝の上が腫れるの?
膝のお皿(膝蓋骨)の上には「膝蓋上嚢(しつがいじょうのう)」という関節の袋があります。
膝関節に炎症が起こると関節液(いわゆる「水」)が増え、この袋に水が溜まることで膝の上がぷっくり腫れて見えることがあります。
腫れによって関節の動きが悪くなり、痛みで膝が曲げられなくなることがあります。
主な原因
① 変形性膝関節症
中高年の方に多く、軟骨がすり減ることで炎症が起こり、関節に水が溜まります。
症状
- 階段の上り下りが痛い
- 歩き始めがつらい
- 膝の上が腫れる
- 正座ができない
② 半月板損傷
加齢やスポーツ、ひねり動作などで半月板が傷つくと、炎症によって関節液が増えます。
症状
- 膝をひねった後から痛い
- 曲げ伸ばしで引っかかる
- 急に膝が伸びなくなる
- 腫れや水が溜まる
③ 靭帯損傷
転倒やスポーツ中のケガで靭帯を痛めると、膝全体が腫れて曲げられなくなることがあります。
症状
- 受傷直後から腫れる
- 歩くと不安定
- 強い痛みがある
④ 痛風・偽痛風
関節内に結晶がたまることで急激な炎症が起こります。
症状
- 急に激痛が出る
- 膝が熱を持つ
- 赤く腫れる
- 夜間に痛みが強くなる
⑤ 関節リウマチ
慢性的な炎症により、水が溜まったり腫れたりします。
⑥ 化膿性関節炎(細菌感染)
緊急性の高い病気です。
症状
- 強い痛み
- 熱感、赤み
- 発熱
- 歩けないほどの痛み
応急処置は「RICE処置」
R:Rest(安静)
無理に歩いたり曲げたりせず、膝を休ませましょう。
I:Ice(冷却)
氷や保冷剤をタオルで包み、15~20分程度冷やします。
C:Compression(圧迫)
サポーターや包帯で軽く圧迫します。
E:Elevation(挙上)
足を心臓より高くして休むと腫れが軽減します。
水を抜くと癖になる?
「一度水を抜くと何度も溜まる」と心配される方もいますが、水を抜くことが原因で癖になるわけではありません。
繰り返し水が溜まるのは、元となる炎症やケガが続いているためです。
整形外科ではこんな検査を行います
- レントゲン検査
- 超音波(エコー)検査
- MRI検査
- 関節穿刺(関節液の検査)
- 血液検査
原因を調べることで、変形性膝関節症、半月板損傷、痛風、感染などを見分けることができます。
こんな時は早めに受診しましょう!
✅ 急に膝が大きく腫れた
✅ 痛くて曲げ伸ばしができない
✅ 転倒やスポーツ後から症状がある
✅ 赤みや熱感がある
✅ 発熱を伴う
✅ 歩けないほど痛い
まとめ
膝の上が腫れて痛くて曲がらない場合、「膝に水が溜まっている」「半月板や靭帯を傷めている」「炎症が起きている」可能性があります。
特に、急激な腫れや強い痛み、発熱を伴う場合は、感染や結晶性関節炎など緊急性の高い病気が隠れていることもあります。
「そのうち治るだろう」と我慢せず、早めに整形外科を受診し、原因に応じた適切な治療を受けましょう。
膝の腫れは、身体からの「異常を知らせるサイン」です。早期診断・早期治療が、痛みの改善と膝の機能維持につながります。






