こんにちは!東伏見整形外科です!今回はギックリ腰についてお話いたします!
「朝起き上がろうとしたら腰に激痛が!」「重い荷物を持った瞬間、動けなくなった…」
そんな経験、ありませんか?
このように**急に腰に強い痛みが出る状態を、一般的に「ギックリ腰」と呼びます。
医学的には「急性腰痛症(きゅうせいようつうしょう)」といいます。
原因は?
ギックリ腰は、腰の筋肉や靭帯(じんたい)、関節などに急な負担や微細な損傷が起こることで発生します。
多くは明確な「ケガ」ではなく、日々の疲労や姿勢のクセの蓄積が原因で、
ある日ちょっとした動作をきっかけに「ズキッ」と発症します。
よくあるきっかけは
*重い物を持ち上げたとき
*くしゃみをしたとき
*朝、顔を洗うときに前かがみになったとき
*長時間のデスクワークのあとに立ち上がったとき
病院に行くべきタイミング
ギックリ腰の多くは数日〜1週間で自然に良くなりますが、
次のような症状がある場合は整形外科の受診が必要です。
*足にしびれや力が入らない
*排尿・排便がしにくい
*熱や強い全身のだるさを伴う
*痛みがどんどん強くなる
これらは「椎間板ヘルニア」や「圧迫骨折」など、他の病気の可能性があるため注意が必要です。
対処法(応急処置)
1. 無理に動かさない
痛みが強いときは、まず安静に。
無理にストレッチすると悪化することもあります
。
2. 冷やす or 温める?
発症直後(1〜2日)は炎症があるため「冷やす」のがおすすめ。
数日後、痛みが落ち着いてきたら「温める」と血流が良くなり回復を促します。
3.コルセットや湿布を活用**
腰をサポートして動作の痛みを減らします。
ただし、長期間の着用は筋力低下につながるため注意。
4.痛み止めを適切に使用
市販の鎮痛薬(ロキソニン、イブプロフェンなど)で痛みを和らげてもOK。
持病や胃の弱い方は、医師・薬剤師に相談を。
予防のポイント
*正しい姿勢を意識(背中をまっすぐに)
*重いものを持つときは、**膝を曲げて腰を落とす**
*長時間の座りっぱなしを避け、1時間に1回は立ってストレッチ
*腹筋・背筋をバランスよく鍛える
まとめ
ギックリ腰は、突然の痛みで動けなくなるつらい症状ですが、
多くは安静と適切なケアで回復します。
ただし、しびれや強い痛みを伴う場合は、迷わず病院へ。
日頃の姿勢や筋肉ケアを心がけることで、再発も防ぐことができます。
ギックリ腰の際は当院にご相談下さい!






