スポーツ障害のひじの痛みについて| 東伏見の整形外科 -東伏見整形外科

スポーツ障害のひじの痛みについて

 スポーツ障害のひじの痛みについて

スポーツ選手であるがゆえに起きてしまう障害があり、それらはスポーツ障害と呼ばれています。スポーツ障害にはさまざまな種類があり、野球選手であれば野球肘、テニス選手であればテニス肘、陸上選手であればシンスプリントが、それぞれ代表的なスポーツ障害になります。ここでは選手といういい方をしていますが、趣味で行なっているスポーツの場合でも、起きてしまう症状なのが厄介なところです。

まず野球肘について解説しましょう。野球肘とは、ボールを投げる動作により肘を痛めるスポーツ障害の総合的な呼び名です。ほかのスポーツと比較すると、野球はボールを必ず投げる必要があるため、肩や肘に負担がかかってしまいます。特に投手に多く見られる訳ではなく、外野手や捕手にでも野球肘は発症します。

野球肘には、肘の外側に発生する離脱性骨軟骨炎(外側型野球肘)と、肘の内側に発生する内側側副靭帯損傷(内側型野球肘)の2種類が存在します。それぞれ、肘の内側もしくは外側に痛みを感じる症状です。このうち内側型野球肘の方が発症頻度は圧倒的で、特に身体が成長しきっていない少年野球の選手に多く見られます。多くの場合、重症化することは少なく安静にすることで治っていきますが、悪化した場合は手術が必要となるため、野球をしていて肘に違和感を覚えたなら整形外科を受診することをおすすめします。

次にテニス肘ですが、正式名称は「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」と呼ばれる、肘の外側の骨の近くで炎症が起こって痛みが生じる病気です。テニスをする方で40歳代から発症することが多く、テニスをしていなくても肘に負担をかけてしまうことが多いと、テニス肘になり肘への痛みを感じてしまいます。

例えば、赤ちゃんを抱っこする主婦の方でも、テニス肘にかかってしまいます。テニス肘の症状はもちろん肘とその周辺の痛みですが、気にしないで放置しておくと治っているケースもあります。しかし、酷くなるとペットボトルのフタを開けるだけでも痛みを感じてしまうので、放置はよくありません。

最後にシンスプリントですが、これは筋肉や腱(けん)、靭帯(じんたい)に過度な負担が加わって、慢性の痛みを生じる病気のことで、陸上選手に多くみられます。症状としては、ひざから足首までの部分である下腿(かたい)の前外側が痛む前外側型と、後内側が痛む後内側型があります。いずれにしても痛みに応じた、リハビリが必要になりその間は、トレーニングは禁止です。

今回はスポーツ障害のひじの痛みについて、野球肘・テニス肘・シンスプリントの各症状を解説してきました。いずれも違和感や痛みを覚えたなら、放置しないで整形外科の受診がベストです。西東京・東伏見エリアでスポーツをされている方で、肘に痛みや違和感を感じているようでしたらぜひ東伏見整形外科にご来院ください。当院は西武新宿線東伏見駅よりすぐの立地なので、通いやすい整形外科です。

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