■2013年07月22日(月)
骨粗鬆症
|
 | 骨粗しょう症(骨粗鬆症)とは、骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気の事です。 エジプト文明の時代からある病気と言われている病気だそうですが、近代にかけ平均寿命が延びてきたことで、高齢者数が増え、深刻な問題をなっているのが現状です。 何も病気がないし、血液検査も異常がないから健康と思っている人でも、なにげない簡単な動作で骨折して、その時に初めて「骨粗しょう症」とわかる人も少なくないのです。
もともと、骨は、「皮質骨(ひしつこつ)または緻密骨(ちみつこつ)」と「海綿骨(かいめんこつ)」という2種類の骨から成り立っています。 皮質骨とは、硬くて緻密な骨の事をいい、海綿骨とは、小さな細い骨がジャングルジムのように複雑に組み合わさった構造をしていて、骨の強度を生み出しています。 なので、海綿骨の量が減ると、複雑にからみあったジャングルジムのような小さい骨の網目構造がくずれてしまい、あちこちでジャングルジムの「棒(骨梁:こつりょう)」がなくなっていくので、骨が弱くなり、骨折しやすくなってしまうのです。
特に、女性の場合は閉経してから、「エストロゲン」という女性ホルモンの減少により、骨密度が低下しやすくなるので、女性に多く見られる病気といわれています。 この『骨密度(こつみつど)』とは、骨を構成しているカルシウムを始めとしたミネラル類がどれくらい骨に詰まっているかを表すもので、骨の強さを示す指標の事です。骨密度は、測ってみないと骨量が多いか少ないかわかりません。自覚症状はあまりあてにならないのです!
骨密度測定に関して知りたい方はスタッフまで!
藤田 | | |