脱臼とは。その特徴と治療方法について | 東伏見の整形外科 -東伏見整形外科

脱臼とは。その特徴と治療方法について

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脱臼というとスポーツをしている方は馴染みがあるかもしれません。関節が外れてしまい、骨の位置が関節からずれてしまうのが脱臼です。関節がある場所の中でも最も多いのが肩の脱臼で、他には指、肘、あごなども多い箇所です。スポーツや事故などで転倒、衝突することにより、強い外力が加わって脱臼をしてしまいますが、自力で体を動かせなくなるほど強い傷みがあります。関節が変形しており、その周辺の靭帯も損傷しているので、早急に病院へ行き、診察と治療を行なってもらうことが必要です。

衝撃による脱臼の中には、上腕骨と肩甲骨からなる肩関節が外れてしまう肩関節脱臼などがあります。実は人体の中でもっとも脱臼しやすいのは肩の関節です。これは身体の中で一番可動域が広いため、結果的に骨の作りが浅くなっていることが原因となります。関節脱臼のうち、およそのその半分が肩関節脱臼だとするデータもあるくらい、肩は脱臼しやい関節なのです。その次に多いと言われるのは指の脱臼です。スポ―ツでボールが当たった時や転倒して地面の手をついた時などに脱臼するケースは少なくありません。

このように様々な理由で脱臼が起こります。脱臼したかもしれないと思ったら、すぐに整形外科を受診しましょう。整形外科ではレントゲンで関節がどのようにずれているのか、骨折していないかなどを確認します。脱臼したと思ったけれど、剥離骨折も同時にしていることがあります。

症状に合わせて、適切な治療を行なっていきます。脱臼と診断されたら、骨を関節の元の位置に戻して、固定をしっかりと行います。はじめて肩を脱臼した場合、固定は3~6週間が目安となります。肩の脱臼はクセになりやすいともいわれており、その一因は医師の指示通りに固定やリハビリを続けずに自己判断で動かすことです。脱臼をしているのに放置していたり、自己判断で治療をやめたりすると、後に手術が必要になるほど悪化することもあり、重い後遺症が残ってしまう恐れもあります。迷わずに整形外科を受診し、指示通りの生活を続け回復を目指しましょう。

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