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湿布の正しい使い方

  1. 医療コラム
こんにちは、東伏見整形外科です。

土日は暖かかったのですが、今週はまた寒くなるみたいです。

寒暖差が激しいと自律神経を乱して体調を崩してしまいがちです。

体調をしっかりと整えて行きましょう!

 

今日は当院でもお出しすることの多い、湿布の正しい使い方についてご説明したいなと思います。

まず多くの方が勘違いされておる点から確認していくと、湿布はお薬であるということです。冷却シートではありません。

湿布には炎症を抑える成分の薬が塗られており、皮膚から薬が吸収されていくタイプのお薬です。(ちなみにこのタイプを経皮吸収型といいます。)

 

冷湿布と温湿布の使い分けですが特に細かい決まりはありません。

痛みを抑えるための成分はほぼ同じなのですが、温湿布には「カプサイシン」冷湿布には「メントール」が含まれているかの違いです。

ただし怪我した直後で患部が熱い場合に温湿布を貼ってしまうと、炎症を加速させてしまうことがあるので控えたほうがいいでしょう。

 

次に湿布を貼る時間です。

湿布を貼る時間はパッケージに記載されている時間を守って貼りましょう。冷たさが無くなるまで貼ったり、逆に冷たさがあるのに剥がしたりしてはいけません。温かさや冷たさはあくまで皮膚が感じている感覚です。重要なのは湿布の鎮痛成分がちゃんと皮膚から吸収されているかどうかです。

貼る量も規定量を守りましょう。痛みが強いからといって多く貼るのは止めましょう。湿布は薬ですのでもちろん副作用があります。

長時間に渡って多数枚を貼ってしまうと消化管出血を引き起こすこともあります。皮膚のかぶれを引き起こすこともあります。

 

 

湿布は身近なものでありますが。あまり正しい使い方がされていないような気がします。

湿布についてご不明な点は医師又は薬剤師にお尋ねください。
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