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たかが突き指、されど突き指

  1. 医療コラム

皆さんこんにちは!

東伏見整形外科です。

 

最近、突き指をする患者さんが増えてきています。

そこで、突き指について詳しく説明していこうと思います。

 

突き指とは、腱や靭帯の軟部組織が損傷した状態を一般的に突き指と言います。

軟部組織が損傷すると関節が不安定になり、脱臼や骨折を起こすことも少なくありません。

 

突き指には、腱性と骨性があります。

 

腱性の突き指は、末節骨(爪側の指)に付着する伸筋腱が断裂する事によって指が伸ばせなくなる状態です。

よく、マレットフィンガーと呼ばれることがあります。

腱が切れている状態なので、切れている箇所を近づける様に指を真っ直ぐにして固定する必要があります。尚且つ6週間の固定が必要になり途中で固定を外してしまうと、指が曲がったまま変形治癒する可能性があります。

 

もう一つ、骨性の突き指は、伸筋腱が断裂をせずに骨を剥がしてしまう裂離骨折になってしまいます。

こちらは手術適応となり、5週間の固定、そこからピンを抜いてリハビリとなって行きます。

 

当院では、二つの可能性も考慮して、レントゲン撮影、超音波エコーを用いて検査致します。

当院で保存療法可能と判断した場合、ギプスシーネという固定具で固定をし、レントゲン撮影をしながら経過を診ていきます。

その後、癒合もしくは可動域訓練が必用となった場合に固定具を外し、リハビリ開始となります。

手術適応となった場合は、応急処置として固定をし、他の病院に紹介となります。

捻ったり痛めたりした場合は放置せず当院へいらしてください!

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