今年も残り少なくなってきましたね…

こんにちは、東伏見整形外科です！

イベントの多い年末年始にかけて睡眠不足になってしまう方も多いのではないでしょうか？

そこで今回は睡眠不足が体に与える悪影響についてお話したいなと思います！

一般的に睡眠不足になると脳や体が回復しきらず、記憶力や集中力の低下、自律神経の乱れ、

ストレスの増大などのネガティブな影響を及ぼすことはよく知られていますが、他にも様々な影響があります。

①免疫力の低下

人間には様々な免疫機能がありますが、全身の粘膜に細菌やウィルスの侵入を防ぐ抗体があり、その中でも重要な抗体の1つが「IgA」です。このIgAは特定のウィルスだけに反応する他の多くの抗体とは違って、様々なタイプのウィルスの力を無力化することができる非常に優秀なものです。ただしこの抗体は7時間前後の睡眠時間が確保されていないと、活動力が低下する特徴があります。つまり睡眠が免疫機能を保つうえでも重要な役割を果たしているといえるのです。

②生活習慣病罹患率の増加

睡眠不足が慢性化するとホルモンバランスの乱れを引き起こします。食欲を増大させるグレリンが上昇し、食欲を抑えるレプチンが低下するため肥満になりやすくなります。。他にも交感神経と副交感神経のバランスの悪さから高血圧になりやすくなります。このように睡眠不足による影響で、糖尿病、高血圧症、動脈硬化、ガンなど生活習慣病のリスクを高めることが多くの研究結果で報告されています。

充分な睡眠は人が健康に過ごすうえで無くてはならないものです。

ただし睡眠はただ単に寝ればいいという訳でもありません。

量(睡眠時間)、質(良質な睡眠を得られているか)、リズム(毎日同じ時間で寝ているか)の3つが重要だと言われています。

お正月の間だけの睡眠不足なら問題は無いと思いますが、慢性化しないようお気を付け下さい。

それでは皆様、良いお年をお過ごしください。

来年度も東伏見整形外科を宜しくお願い致します。