日記・ブログ | 東伏見の整形外科 -東伏見整形外科- 西武新宿線東伏見駅すぐ

バネ指

  1. 痛み

皆さんこんにちは!


以前バネ指のブログの閲覧数が多かった為、再度挙げさせて頂きます。


数か月前にバネ指が治らなくて手術しかないのか・・・と悩んでいらっしゃる患者様が来院され、時間がかかっても良いのであれば手術をしなくても治せるかもしれないという事を説明させて頂き、同意されたのでしっかりと治療をさせて頂きました。


そもそもバネ指とは一体なんなのかというのを知らない方が多いです。


指には筋肉はほとんど存在しておらず腱によって指を動かしています。手を握ったりする筋肉は前腕部にある筋肉から指の腱に力を伝えます。その途中にトンネル状の軟部組織で腱の通りを良くする腱鞘が存在します。

この腱鞘は指の部分に存在しており、そこの腱や腱鞘に炎症を起こし、腱鞘炎と呼ばれます

この腱鞘炎が悪化してしまうと、曲げて伸ばした際に引っかかりを生じばね現象が起こります。これをバネ指と呼んでいます。


原因として更年期の女性が多いと言われていますが、男性も勿論多く、手の使いすぎる人、指を良く使う仕事をしている人に多いのが特徴です。

特に親指や中指に多く、小指や人差し指にも良く見られます。



治療内容として急性的な症状であればシーネ等の板を使って局所の安静を図り炎症が治まれば良くなりますがそれでも良くならない場合、筋肉や腱の硬さを取ってあげれば良くなります。


お家で出来る簡単なセルフケアとしてまず、最初に必要な事は、ジンジンする様な痛みや熱感を感じたらまずアイスノンや保冷剤等で軽く冷やしてあげると炎症は抑えられます。

反対に指や手のこわばりや痛みが長く続く様な痛みを感じたらお風呂にお湯を溜めて、手だけでも浸かって温めてあげて下さい。

次にセルフストレッチが大事です。痛みがあると指を動かない様にしてしまうとさらに血流が悪くなり関節自体も固くなってしまう為、適度なストレッチも必要になります。

軽く手をグーパーしたりでも全然違います。



当院では症状に合わせて超音波治療を行ったり、温熱のレーザー治療等を選択し、最後にリハビリスッタフの手で関節の可動域を上げる治療や筋肉の柔軟を上げる治療を行っています。


バネ指で悩んでいる方は私の感覚として徐々に増えている様な気がします。

しかし、実際に治療をしている人は少なく、諦めてしまっている方もいらっしゃいます。

基本的にバネ指は治るで、どうしても痛くてどうしようもない場合は、手術や注射という選択肢もあるとは思いますが時間をかけても良いが手術や注射は嫌!という方はお気軽にご相談頂ければと思います。


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