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骨折以外での固定について

  1. 未指定

こんにちは!東伏見整形外科です。


みなさんが固定とイメージするのは骨折後のギブスなどが多いのではないのでしょうか?

骨折以外にもしっかり固定しないと治っていかない疾患はたくさんあります。

今日は骨折以外の固定の重要性についてお話していきます!


そもそもなぜ固定するのか?と疑問に思う方もおられると思います。

まず固定の目的について説明していきます。

固定のもっとも重要な目的、それは”患部を安静に保つこと”です。

安静に保つことにより痛めた組織の回復や痛みをおさえたりする効果が得られます。

骨折だけではなく脱臼、捻挫、肉ばなれ、腱の損傷等でもしっかり固定する必要があります。


・脱臼

脱臼の固定は損傷している関節包をしっかりくっつけるために固定を行います。

関節包がしっかりくっついていないと隙間が空いたままになってしまうのでまた脱臼する確率が上がります。

再脱臼を防ぐためにも初めて脱臼した時にしっかり固定する必要があります。

関節包はくっつくまでに約3週かかるといわれているので3週前後固定していきます。

・捻挫

捻挫は損傷している靭帯をしっかりくっつけるために固定を行います。

固定をおこたると関節がゆるくなってしまい再捻挫してしまう、他の部位に痛みがでてしまう事があります。

靭帯の損傷程度に合わせてテーピングなどを用い3~8週固定していきます。


・肉ばなれ

肉ばなれの固定は損傷している筋肉をしっかりくっつけるために固定を行います。

テーピングや包帯などを用い痛めた筋肉が動きすぎないように固定してきます

捻挫と同様で筋肉の損傷程度に合わせて固定を行っていきます。


・腱損傷

腱損傷の固定は損傷している腱に負荷をかけないように固定を行います。

腱は筋肉と骨をつなぐ役割をしています。そのため時には関節がまったく動かないように固定する事もあります。

テーピングやアルフェンスと呼ばれる金属の板を用い固定していきます。


このように各損傷目的をもって固定を行っています。

患部の状態をしっかり把握し固定をおこなっていきますので気になる点があればお気軽にご相談ください!

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